【腰痛】ストレッチの効果って結局どうなの?【Dr.ストレッチ】
私自身、30代に入って腰痛など身体の不調が気になるようになってきました。
ただカイロプラクティック、整体など、通ってもなかなか改善しませんでした。
「3ヶ月通えば良い状態で固定化される」みたいな謳い文句をどこも言いますが、良くなった試しがないんですよね。
その後ふとDr.ストレッチに通ってみたのですが、そこで説明された内容が自分的にしっくりきました。
ただ正直言うとDrストレッチに半年通っても良くなってないので、自分でやらないといけないなーと思ったのが記事を書く動機です。
自分でやろうと本を読み漁った内容を、記事にまとめたいと思います!
筋肉が硬くなる原因
身体のくせ・姿勢の悪化
猫背などの安定しない姿勢でいると、使われない筋肉と、使われすぎる筋肉が出てきます。
筋肉が使われず小さくなっていくと、隙間を埋めるように筋膜が分厚くなります。
筋膜の柔軟性は乏しいため、結果として使われない筋肉はどんどん硬くなってしまいます。
また使われすぎる筋肉も、縮こまった状態が常態化し、硬くなってしまいます。
結果として使われる筋肉も、使われない筋肉も硬くなり、可動域が狭まります。
すると普段の姿勢や動作もそれを補うように歪んだ形となり、さらに筋肉が硬くなってしまうのです。
血流の滞り
筋肉が硬くなると血管が圧迫され、血液の循環が滞ります。
すると酸素や栄養素が全身に行き渡りづらくなるわけです。
疲労物質である乳酸は、酸素によって運搬されます。
そのため血液が滞ると乳酸の蓄積が起こり、筋肉が硬直してしまいます。
まとめ
悪い姿勢は筋肉を硬直させ、それがさらに悪い姿勢を引き起こします。
また血流の滞りは筋肉を硬直させ、それがさらに血流を滞らせていきます。
つまり硬い筋肉を放置したままだと、どんどん悪化する一方だということです!
身体を柔らかくする方法
ではどうすれば筋肉を柔らかくすることができるのでしょうか?
身体の柔らかさは「筋肉の伸びやすさ」「脱力の程度」によって決まります。
そのためこの2点を改善していく必要があります。
筋肉の伸びやすさ
筋肉の伸びやすさは、素材自体の伸びやすさです。
これを伸びやすくするためには、ストレッチが有効です。
ストレッチをすることで、結合組織の弾力性が低下させ、素材として伸びやすくすることができるからです。
脱力の程度
脱力するために重要なのが「伸張反射」です。
「伸張反射」は筋肉をある緊張状態で固定化させるもので、姿勢の維持などのために使われます。
普段50%の緊張状態なのにいきなり0%にされたらびっくりして元に戻ろうとしちゃうわけですね。
これもストレッチをすることによって、筋肉の長さを感知する筋紡錘の感度が低下します。
そのため伸張反射が起こりづらくなり、脱力しやすくなるわけです。
まとめ
つまり筋肉を柔らかくするには兎にも角にもストレッチ!というわけですね。
筋肉は縮こまる一方なので、意識して伸ばしてあげないとどんどん硬くなってしまいます。
そのためには、継続的なストレッチが大事なわけです。
効果的なストレッチの方法
ではどのようにストレッチを行えば良いのでしょうか。
効果的なストレッチの方法をまとめたいと思います。
姿勢を形作る筋肉が大事
まずは悪い姿勢を治す必要があるので、そこで使われる筋肉を緩めるのが重要です。
たとえば手足などの先端を緩めても、猫背のままではまたすぐに元に戻ってしまいますよね。
具体的には、以下の3つの箇所にある筋肉を重点的にほぐすのが良いでしょう。
- 背骨
- 肩甲骨周り
- 骨盤周り
ちなみに骨盤を正しい位置に戻すために重要なのが、胸(胸骨)の真ん中を前に突き出すことです。
この意識により、骨盤が前傾し、肩甲骨が引き寄せられ、自然と良い姿勢になります。
ゆっくりと、痛気持ちいところまで伸ばす
早すぎたり、痛いと、伸張反射が起こってしまいます。
ストレッチをするにあたり伸張反射が起こらないように、ゆっくりと、痛すぎない範囲で伸ばすのが大事です。
長時間伸ばしすぎない
長時間伸ばすと、「筋肉が緩みすぎてる」と脳が判断してしまい、元の硬い状態に戻ろうとしてしまう場合があります。
そのため10〜20秒程度伸ばすのが良いとされています
筋肉を伸ばすテクニック
筋弛緩法
筋肉に強く力を入れてから脱力すると、いきなり脱力するよりも力が抜きやすくなります。
そのためあえて一度力を入れて、その後脱力する「筋弛緩法」という方法があります。
これは催眠術の導入などにも使われる方法ですね。
動的ストレッチ
動的ストレッチとは、軽く勢いをつけて動きながら行うストレッチです。
動作中の可動域を上げるためには、動作中に伸びる筋肉をいかに脱力するかが重要となります。
例えば足を上げる運動では、太ももの前側は縮み、裏側は伸びます。
このとき裏側の筋肉が伸張反射すると、足が上げづらくなってしまいます。
動的ストレッチを行うことで、伸張反射が起こりづらくなり、脱力しやすくなります。
これを相反神経反射と言います。
動的ストレッチは交感神経が優位になるため、スポーツ前に有効だそうです。
筋肉を収縮させて、その裏の筋肉を伸ばす
これも動的ストレッチに近いのですが、筋肉を収縮させることで、その裏側の筋肉が伸びますよね。
このように筋肉を収縮させる意識で、筋肉を伸ばすテクニックもあります。
伸ばしたい筋肉を意識すると、その筋肉を使おうとしてると脳が勘違いしてしまい、筋肉が硬くなってしまいます。
そのため筋肉を収縮させる意識の方が、伸びやすくなるそうです。
おわりに
色々テクニックはありますが、大事なのは継続的にストレッチをすることだとわかりました。
整体などで一時的に緩めるのではなく、自主的に行うのが大事なわけですね。
私としてそういったサービスはプロからアドバイスを貰う機会として利用しつつ、自主的なストレッチを行なっていきたいと思っています。