【体重計】TANITAのインナースキャンデュアル RD-800レビュー【感想】
小学生の頃からプログラミングをしていて、ITエンジニア暦20年近くになる@dorarepです!
今回は日々の体調管理のため、TANITAの最新の体重計を買ってみました。
しかし体重計って高いものから安いものまでピンキリですよね。
たくさん体重計の前に並べられた電気ショップの前で値札と機能を見比べる日々で、購入するまではなかなか決断できませんでした。
そこでこの記事では、なぜ選んだの?という点から、実際使って見てどうだったの?という点まで、ITエンジニアの立場としてレビューしていきたいと思います!
ぜひ購入検討の際の参考になれば幸いです!
インナースキャンデュアル RD-800を選んだ理由
今回選ぶにあたって、最先端のものを買おうと決めていました。
なぜなら最初からケチると自分にとって必要な機能がわからないため、最先端のものを買ってそこから自分にとって必要な機能と必要ない機能を判断した方が良いと思ったからです。
また私は普段からジムで筋トレをしているため、筋肉周りの機能が豊富なものにしたいというのもあります。
そこでTANITAのインナースキャンデュアルRD-800は筋肉点数がわかる点が新しいとのことで、今回はこちらを購入するに至りました。
Amazonでの批判的レビューに対して
購入するにあたりレビュー記事を見ていたんですが、Amazonのレビューでネガティブな意見も見られたのが懸念ではありました。
しかしその内容について調べていくにあたり、以下の理由からそれらの意見は買わない理由にはならないと判断しました。
時間帯によって体脂肪率が変わる
市販の体重計の大半がインピーダンス法という方法で測っています。
その方法で測っている以上正確な数値を出すのは難しく、時間帯によって数値は変わってしまうとのことです。
つまりこの体重計だけの問題ではなく市販の体重計全般の問題なので、この体重計を選ばない理由ではないと判断しました。
前の体重計と数値が違う
体組成計のどっちの値が正しいなんて分からない、この体重計の数値が間違っているとは言えないと思います。
つまりこっちの体重計が正しくて前の体重計が間違っていたのかもしれないということです。
もちろんインピーダンス法を使っていない、業務用の超高級のものとの比較であれば参考になるかと思います。しかしそういった口コミはありませんでした。
インナースキャンデュアル RD-800:使いづらかった点レビュー
レビューの内容については全て踏まえた上で購入を決意したんですが、いざ買ってみるとレビューに書かれていないところで使いづらい点が多々ありました。
小さい画面に左右と決定キーのみで操作
体重計には小さい画面がついており、基本的には左右キーと決定キーで操作する形になります。
そして体重計を使用するにあたり、そこに現在時刻や身長などの情報を入力していく必要があります。
それが体験としてレガシーで、10年前の電子機器を弄っているような感覚を覚えました。
例を挙げると、MDプレイヤーにCDから曲を録音した時に、手作業でタイトルを入れていた感覚に近かったです。
今の時代ネットを通じて時刻は自動取得、タッチパネルでの操作が当たり前です。
もちろんこれは体重計の本質とは違いますしTANITAの本業ではないかと思います。
ただ最先端をうたう機器でこういったユーザ体験が提供されてしまうと、どうしてもTANITAの技術力自体を疑う感情が芽生えてしまったのは事実です。
体重計が斜めになっていると正常に体重が測れない
ある日測ると突然体重が何キロも軽くなっていることがありました。
説明書を読むと、下に物が挟まっていて若干斜めになっていたのが原因のようでした。
自分の使い方の問題ですが、調べるまで分からず困った問題なので一応記載しておきます。
iPhoneと連携がうまくいかないことがある
ネットで調べてみるとiOS11にアップデートしたら連携できなくなったとの報告がありました。
たまにデータが入れ直しになる
使用する際はiPhoneでアプリを起動してから体重計に乗るわけですが、なぜか頻繁にアプリにログインしなおしになります。
ログインするだけでも面倒なのですが、そのとき連携情報も消えていて住んでいる場所やニックネームも毎回入れ直す必要があります。
毎日乗るようなものなのにこういうことが何度もあると、体重を計るモチベーションの低下につながってしまいます。
アプリのグラフが使いづらい
1つ1つの項目の値の変化を見るときに、グラフ表示に移動してからプルダウンで項目選択して移動する必要があります。
この項目数が多いので、色々な値の変化を見たいときに不便に感じます。
例えば体重のグラフと筋肉量のグラフを並べてみることができないわけです。
そのためグラフを縦で複数並べたり、1つのグラフに複数の値を入れたりする機能があればもっと使いやすくなったと思います。
他にもレビューを見るとアプリに対しての酷評は多く、アプリでの情報管理がユーザ体験の大半を占めると考えると致命的な問題だと思います。
一部の項目、特に売りの筋肉点数はほとんど見ていない
売りの筋肉点数ですが、正直良くわからないため全く見ていません。
例えば「筋肉量」や「体脂肪率」はわかりやすいので、「筋肉量減ってるから運動しよう!」とか、「体脂肪率減ってきたなー」ってなります。
しかし「筋肉点数ってなに?」というのがよく分からないので、低いからといって何もできないし、高いからといって何が良いのか分からないんです。
インナースキャンデュアル RD-800:良かった点レビュー
筋肉量・体脂肪率の測定単位が細かい
筋肉量・体脂肪率それぞれについて、右腕・左腕・右足・左足・体幹で測定することができます。
特に筋トレをしていると部位ごとの変化は筋トレの成果の参考になるため、細かい測定単位で数字が出て来るのは非常に便利です。
また実際に体感の変化と数値も合致しているため、数値的にもおかしなものは出ていないと思います。
単なるダイエットの場合にどれだけ有用かはわかりませんが、筋トレをしている人はRD-800のように測定単位の細かい体重計はお勧めです。
アプリにデータが溜まっていくため毎日測定するモチベーションになる
なにも考えずに毎日体重計に乗るだけでデータが溜まっていくため、測定するモチベーションになります。
今は朝の日課にしているんですが、やはりふとした時に「あの時よりだいぶ良くなった」「最近運動してないから数字が落ちてる」と振り返ることができるのは良いことですね。
インナースキャンデュアル RD-800:レビューまとめ
私自身ITエンジニアなので、体重計・体組成計としての機能というよりユーザ体験の部分で使いづらい点が多く、結果として機能全体の質を疑う感覚を覚えてしまいました。
体重計はある程度精度高く測定できれば、それ以降はアプリやサービスとして情報を管理機能の方が重要になってきます。
なのでIT面に強い企業が、ほどほどの体重計を作ってしっかりしたアプリを作ったら既存の体重計は圧倒されそうだなと感じました。
そういった意味で、3Dスキャンで体全体を3Dモデルとして取り込み管理する体重計には期待しています!
また近い発想として、ZOZO SUITで体系を測定して、ダイエットに役立てている方もいらっしゃるみたいです。
そもそもほとんどの人にとって体重というより体系が重要だと思います。
そのため3Dモデルさえあれば今後体重なんて測る必要すらなくなってくるのかもしれませんね。